うさぎにとって理想的な食生活とは・・?

うさぎを家族として迎え入れてから始まる毎日の食生活・・
この数年、十数年に及ぶ毎日の「食事」の蓄積が病気に罹らない、予防策の中でとても重要な位置を占めます。
うさぎは完全草食であるため、まず基本的に繊維を多く含む牧草(乾草)が不可欠ということになります。 牧草に多く含まれる繊維質は胃腸の運動を活発にするほか腸内環境を整える重要な働きを担っているうえ、よく噛まないと飲み込むことができないので歯の摩耗運動を促し、歯の伸びからくる”不正咬合”の 予防にもなると考えられています。
そして次にくるのが ペレット(固形フード)なのですが、牧草で補いきれない栄養を補助するうえで (牧草食べ放題に対し、)毎日ある程度決まった量を与えます。
一日の量に関しては個体差がありますが、成長期にはあまり体重の何パーセント・・といった 規制をしないで、気持ち的には食べ放題、そして日々の糞の状態を観察して量を加減するのが良いでしょう。
野菜、果物に関しては、いろいろと考え方があるのですが 野菜だけでうさぎにとって必要な繊維、栄養を補うことは難しいので、やはり 主食とするのにはなかなか困難でもあり、少量を毎日のおやつ、”食の彩”として与えてほしいと思います。
実情で言うと、市場に出回っている野菜類の栄養価は昔のようには期待できませんし、消費者側にとって 環境汚染と農薬のリスクがどれほどのものなのか計り知れないところもあります。
しかし、酵素を含む生の食材を食べる(ドライフードには酵素が存在しない)という点でのメリットも捨てきれませんので 生野菜や果物(無農薬野菜、果物なら問題ありませんが)はしっかり水洗いしてあげてください。
また、最近のうさぎに多いうっ滞(胃腸機能低下)時のサポートとしても生の果物のりんごやパインを「食べ慣れさせておく」のがお勧めです。
わたし自身は、「どうもドライフード主体の子より、適度に自然のお野菜を食べているうさぎのほうが 胃腸の動きが良い(うっ滞になりにくい)」という感触を得ている獣医さんの文献も一見の価値を置いています。
うさぎの飼い主さんたちの中では、飼育書に書いてあること、獣医さんの話、ペットショップもしくは ブリーダーさんからの情報などなどで意見の相違から混乱していることも見受けられますが・・
「うさぎは草食」といった生態から考えると、「理想の食事」の答えはいたってシンプルなはずです。

 

サプリメント、おやつは必要ですか?

うさぎの飼い主さんと交流する中、実際によく聞く話で・・
生後1〜2か月でペットショップ、もしくはうさぎ専門店からお迎えする 子うさぎに対し、販売側がフードと「これを一緒に・・」という形で 乳酸菌などのタブレット類や、ドライフルーツ系のおやつを勧められる、ということを耳にします。 (クッキー、ゼリー等は論外です)
そのような補助食品を与えなければ”体調を崩す”、といった説明がされるようです;;。
しかしながら・・それはあくまで「お商売の都合」であり、本来、特に腸内環境が不安定な子ウサギに甘いものや おやつに毛が生えた程度のサプリメントは与えないほうが賢明です。
(しっかり牧草で育てましょう・・と言いたいところです。)
サプリメント・健康食品の世界は人間もペットも玉石混淆!
たとえ、「うさぎの●●●」として販売されているサプリメントやおやつであっても、本当にうさぎの体に良いものかどうか、逆に健康を損ねる可能性のあるものも巷にはあふれている・・といった視点を持ち、サプリメント、栄養補助食品は少なくとも生後4〜5カ月くらいから 信頼できるものを厳選したうえで、うさぎに与えるよう心がけてほしいものです。


いざというときのために・・強制給餌をマスターしよう♪

■coming soon

 

緊急時には病院へ・・頼れる獣医さんを探そう!!

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●×●「薬はリスク」という話●×●

とても真面目なうさぎの飼い主さん同士の認識として・・・
「うさぎが不調のときはとにかく病院へ」という発想があるようです。
これは正しくもあり、また一方で正しくないこともあります。
わたしたち日本人の薬への依存度・過信度は高いため、うさぎに対しても薬を飲ませることを躊躇する方は 少ないでしょうし、「病気は薬で治すもの」という考えがとても一般的、というより「常識」ではあることは否定できません。
しかし、医薬品を使用する際はそのときの状況次第で取捨選択をするべきです。
もし、症状を抑えることが第一に優先される事態であれば、副作用のリスクより 投薬を優先させることもありますが・・ 本来なら「ほっておいても自然に治る」という症状であるなら 薬は必要でないこともある。ということも”知っておいてほしい”ことです。
・・とは言っても、まず病院で診察を受けないことには「現状」すら把握できないので 病院での検査は必要ですが、治療をするうえでどんな処置がなされるのか? 処方されるお薬は?・・を獣医さんに一任してしまうことで後々、思いがけない結果になることもあるようです。 (特に地方などで犬猫のついでに、うさぎも診てます、のような動物病院での悲しい話は 少なくありません)
また長期にわたって薬を与え続けると生体の抵抗力(免疫力・自己治癒力)はますます低下して、 他の病気を併発する、といった”負のスパイラル”に陥ってしまうこともあります。
「医原病」という言葉が示す現代の社会問題がペット界にも浸透しつつある現状を踏まえ、慢性病へ道筋を断つこと、何よりホリスティックケアを考えるうえでは「クスリとのつきあい方」も無視できません。


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